組み合せ・パネルタイプ風呂ふたの選び方

組み合せタイプは、掃除がしやすく保温性に優れた定番のふたです。別名「組みふた、パネルふた」。

掃除もしやすく保温力も高いので、置き場所に困らないのであれば、一番お勧めしたいのがこの組み合わせふたです。このページでは組み合わせ風呂ふたの使い勝手や選び方を紹介します。

組み合せタイプふたの特徴

組み合せタイプふたは、他のふたと比べると高級感と保温力に優れているので、戸建住宅や分譲マンションに備え付けの風呂ふたには、このタイプのものが標準になっています。

他の風呂ふたと比べて保温性が高いのが最大の特徴

風呂のふたは、家族が順番に入るときに保温するために使うものですが、組み合せタイプのふたは、ふた自体に保温性の高い素材が使われているため、他のタイプと比べると圧倒的に保温性が高いです。メーカーによって素材は違いますが、中に発泡スチロールやアルミを挟んだものや、表と裏の樹脂の間に空気層が入っているものなど、断熱材の種類はさまざまです。

そんなわけで、家族が入力する時間がまちまちになってしまう場合には、組合わせふたがおすすめです。特に冬になると保温性の違いははっきりします。保温性が高いと光熱費の節約になります。

風呂のふたの中で最も掃除しやすい。

掃除が楽なのも、組み合せタイプの風呂のいいところ。表面がフラットで水が溜まる部分が少ないのでカビや汚れがつきにくいです。またフラットなので掃除も簡単です。

毎日、家事をしている方ならご存知の通り、家事のなかでも、かなり手間がかかるのが風呂ふたの掃除。何日か手抜きしただけで、いつのまにか黒ずみが付き、しまいにはカビキラーでも真っ白には戻らなくなります。

巻きふたを使っていた方が、組み合わせふたに変えてみると、「今までの掃除の苦労はなんだったんだ」と思うこと間違いなしです。主婦や掃除係にとっては手間がかからない優れもののアイテムです。

立て掛ける場所が必要

組み合せタイプのふたは、使わないとき(つまり入浴中)は、ふたを壁に立て掛けておく必要があります。シャッタータイプなどが、浴槽の上に置いたままにできるのに対して、組ふたは置く場所が必要になってきます。

最近の組み合わせ風呂ふたは、薄くて軽いので、少し幅のある場所さえあれば、置き場所にはさほど困りません。また、1000円ぐらいで、風呂ふたフックが売っているので、それを利用してもいいでしょう。両面テープで止められるので、どこにでも付けられます。

家族全員に使いやすいものか?

保温性や掃除のしやすさには優れている組合わせタイプのふたですが、家族全員に使いやすいか確かめてから買ったほうがいいでしょう。というのも、ふたの重さがあるので、開け閉めの時に落として足にケガをする危険があります。家族に高齢者がいる場合には、簡単に開け閉めできる巻きふたの方がよいかもしれません。一度買うとしばらくは買い替えないので長い目で見て選ぶことが大事です。

高齢者に限らず、軽ければ使いやすいのは間違いないので、購入時には重さを確認してできるだけ軽いものを選ぶとよいでしょう。数年前は1枚当たり1kgが軽量タイプとして売っていましたが、最近は700グラム台のものが軽量タイプとして売っています。

また、重さに関係なく、背の低い低学年までの子供には、大きなパネルが扱いづらいので、しっかりしまっているか親が確認してあげる必要があります。

2枚組み・3枚組みのどちらがよいか?

組み合せタイプの風呂ふたには2枚組タイプと3枚組タイプがあります。軽量タイプの風呂ふたであれば3枚組がなく、どの長さも2枚組で売っているというメーカーもあります。3枚組みのほうが、1枚あたりの重さがほんの少しだけ軽いというメリットがある一方、使用時に3枚重ねて立てておく場所が必要になります。

風呂の長さ ふたの枚数
120cm以上 3枚組み
100-120cm 2枚/3枚から選ぶ(好みで)
100cm以下 2枚組み

ご高齢の方が使うのであれば、少しでも重さの軽い3枚組を選ぶのがよいでしょう。また、立て掛ける場所に、留め具が付いているのであれば、その高さや幅にはまるものを選ぶ必要があります。

組合せふたを選ぶポイント

定番のタイプということで組合せふたは、いろいろなメーカーから販売されています。ですがメーカーによって性能がピンキリなので、カタチだけで選ぶと失敗します。

組合せふたを選ぶポイントは3点あり、「1.軽く、2.洗い安く(カビがつきにくい加工)、3.保温性に優れている」ものが良いです。見た目は組合せふたでも、実態は「ただのプラスティックの板」というものもあるので注意してください。そういったものは軽そうに見えても保温性に劣ります。

当サイトのオススメ組み合せ風呂ふた

いろいろなメーカーから出ていますが、ここで紹介する2製品は、国内の代表的な風呂ふた専門メーカー2社のもので、オーエ社、東プレ社の製品です。どちらも選ぶポイントを満たしていて、軽く、汚れにくい製品です。下の2製品なら、性能に大きな差はありませんので好みで選ぶとよいでしょう。

下の2製品に共通の特徴

  • 値段は6500円~15000円程度です。(組ふたの値段はサイズごとに違う。)
  • サイズは70cm~75cm幅のものが売られています。

風呂ふた専門メーカーの東プレ社の製品です。最大の特徴は、従来の既製品に比べ保温性が4倍も優れていること。他社製品の追随を許しません。保温性が高いので、追い焚きの回数が少なくて済みます。結果的にガス代の節約になります。少し値段は高いのですが、その価値はあります。

もう一つの特徴は、断熱材が軽量なので、ふた1枚当たりの重さがとても軽いということです。ふた1枚当たりの重さが約700グラムというと、缶ジュース2本分の重さで、これなら高齢者や子供でも楽に開け閉めができます。なお、この製品はサイズに関係なく3枚組しかありません。

見た目の特徴は、ふち取りがブラウンで巻いてあり落ち着きのあるシックな色合いになっています。白い縁取りのものは、買ったときはおしゃれに見えますが、使っていくうちに汚れが出てきます。こちらの製品なら、汚れやすいふちの部分がの汚れが目立ちません。

オーエ社の製品です。重さは、3枚あわせて約3kgで、東プレの製品に比べるとやや重いのですが、大きな違いはありません。東プレに比べ値段が安いのが特徴。サイズによって値段は違いますが、「風呂ふたに1.5万~1万円もかけてられるか」という方はこちらが良いでしょう。また、2枚組と3枚組が選べたり、1枚だけ買い足せたりできるのでるので、どうしても2枚組がいいという方や、白いデザインを好む方もこちらが良いでしょう。(1枚だけの風呂ふたはこちら

こちらも抗菌・防カビ加工なので、汚れやカビには強い製品です。Amazonでも星が4つついており、利用者に好評です。

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