ヒノキ・ヒバの風呂ふたの選び方。安いものと高いものの違いは?

リラックス効果が高いと人気のヒノキ(檜)風呂ふたヒバ風呂ふたの選び方を紹介します。ヒノキとヒバの違い、値段の高いものと安いもの違いなど、高級木材を使った風呂ふたをお探しの方が知っておきたい風呂ふたの特徴と選び方をご紹介します。

風呂全体をヒノキにするのは無理でも、「ひと工夫してわが家でヒノキ風呂気分を味わいたい」、「普通のユニットバスをリラックスできる場所にしたい」という方なら、ヒノキの風呂ふたはちょっと気になるアイテムですよね。

とはいうものの、いくら香りが良くても、風呂のふたとしての使い勝手が悪くては本末転倒。木材でできているが長持ちするか、ヌメりが残ったり、カビたりしないの?というのが気になるポイントですね。そういった木材ならではの心配点についてもご案内します。

ヒノキ風呂

ヒノキ・ヒバ風呂ふたの特徴

まずはじめに、ヒノキやヒバの特徴を知っておきましょう。ヒノキ風呂というと雰囲気がいいだけのように思えますが、実際に、いろいろな効果があることがわかります。

カビない、腐らないので長持ち

ヒバやヒノキは耐腐朽性(腐りにくい性質)があるため、お風呂のように湿度が高く水濡れのする場所に適した材木です。また、抗菌性もあるのでカビに強いです。

そんなわけで、他の木材とは違い無塗装でも木自身が除菌してくれ、黒ずんだりカビが生えてきたりしません。また、長持ちします。

建立して1300年以上たつ法隆寺の建材にはヒノキが使われていますから、ヒノキがどれだけ長持ちするかお分かりいただけると思います。

油分と香りでリラックスできる

ヒノキやヒバは成木になるまでに時間がかかります。高級なものだと何百年もかけてゆっくり育ったものを使うため、多くの油分(ヒノキオイル)を含んでおり、森林浴効果・リラックス効果があるといわれています。浴槽全体をヒノキ風呂には出来なくても、風呂のふたをヒノキにするだけでも、浴室が木の香りでいっぱいになります。お手軽にヒノキ風呂気分を味わえるのが、木製の風呂ふたのいいところです。

ヒノキとヒバの違いは

どちらかというと有名なヒノキ、あまり名前を聞かないヒバ、高級木材を使った風呂ふたにはこの二種類の素材のものが売っていますが、どんな違いがあるのでしょうか。

ヒノキ(檜)

まずはヒノキ。いわずと知れた高級建材で、「ヒノキ風呂」でも有名な木です。

ヒノキはヒバより香りが少ないので、ヒバ・ヒノキ特有の香りが苦手な方は、ヒノキ風呂ふたを選ぶと良いでしょう。ヒノキは防腐性に優れているため、カビにくく長持ちします。また、ヒノキ油がとれる油分が多いのでお湯がしっとりします。

ヒバ(米ヒバ、青森ヒバ、四万十ヒバ)

一方のヒバですが、風呂ふたで「ヒバ」製といって売られている物は「米ヒバ」や国産のヒバ(「青森ヒバ」「四万十ヒバ」など)が使われます。米ヒバは実はヒノキの仲間です。

ヒバには、カルバクロール、ヒノキチオールールといったオイル成分が多く含まれていて、ヒノキ以上に防腐性、防カビ性に優れています。(ヒノキチオールは、名前にヒノキとつくのに、ヒノキには含まれないそうです。)

もうひとつのヒバの特徴は、ヒノキチオールが発する強い香りで、好みが分かれるところ。もちろん、長く使っていると徐々に強烈な香りは薄れて程よい香りになってきます。青森ヒバ・四万十ヒバは、国産のヒバで米ヒバと特性はほとんど同じですが、さらに防腐性が強いといわれています。国産品ということで高級品として販売されています。

高級品と安いもの。値段の違いは何?

ヒノキの風呂ふたは、とても安いものから、かなり値が張るものまでさまざまあります。違いは、木の質です。高級品は、長い年月をかけて育った巨木を使っていたり、一本の木からわずかしか取れない美しい部分を使っています。このような高級なヒノキ・ヒバは、反りにくい、見た目がきれい(節がない部分)というような特徴があります。ヒノキやヒバは節が大きくなるので、節のない板は、ごくわずかしか取れないそうです。また、国産品は高級品として販売されています。

一方で、安い製品は、間伐材を使っていたり、安く入手できるヒノキ・ヒバを使っています。ヒノキの効果といった面では違いはありませんが、高級品に比べると節や反りがあるため、見た目は最高級品に劣ります。本来、間引かれて捨てられるはずだった間伐材を有効利用しているので「地球にやさしい」というのもいいところですね。

おすすめの一覧

当サイトで選んだお勧めのヒノキ風呂ふたを紹介します。浴槽全部をヒノキにしなくても、ふたをヒノキにするだけで十分にヒノキ風呂気分が味わえるものばかりです。

四国の米ヒバを使った風呂ふたです。木製では珍しい折りたたみ(シャッター)タイプのふたです。価格が高いのは、希少な柾目(模様がきれいで、反りにくい部分)の木材を使っているためです。楽天ランキング入賞の常連で、こちらのお店(四国加工)でしか販売していません。

いかにも木の風呂ふたという感じの風呂ふたです。値段も6000円と、それほど高くないので、まずは木のふたを試してみたいという方に最適です。横幅は70,75,80cmの3種類、幅は1枚あたり28cmで、3(84cm),4(112cm),5枚(140cm)セットの3種類があります。長さを調整できないので、はみ出たり、足りないことがないか確認しておきましょう。